子ども発熱の影響に思う

この記事の中にある「子持ち様が『お子が高熱』とか言ってまた急に仕事休んでる。部署全員の仕事が今日1・3倍ぐらいになった」「子どもが急に発熱した場合などはどうしても職場の同僚に影響が及んでしまう」について。

この議論はたいてい、問題にすべき点がズレていると、私は思う。

というのも、根本的な解決策は簡単で、病児保育のサービスを常識にすればいい。
子供が熱で急に仕事休むのは、熱を出た子供は親が面倒みないといけないため。病気の子供を預けられる病児保育のサービスはあるけど、高い。これを無料ないし定額で済むよう公的補助を付ければいい。

もちろん、病児保育のサービスがあっても、病院には親が連れていかなきゃ、とか、家では看病してて疲れ果てて仕事にならない、とかの皺寄せが職場にはいくだろう。でも、急な欠勤よりは遥かに対応しやすいのではないか。

…いや、病児保育のサービスがあること自体、子育て前は知らなかったから、私も偉そうに言えない。
子供が病気になったら1日あたり1万円くらい飛ぶなんて想像したこともなかった。医療費は無料だから、その金額のほとんどは病児保育。でも、値段に文句は言えない。公的補助がなければ1日2万円弱だし、これでも安すぎて商売にならないのが分かるから(急な依頼にもほぼ対応できる病児保育体制を維持するのは本当に大変だと思う)。とはいえ、3人以上の家庭なら、共働きが損になる月もあると思う。

最近、消滅可能性自治体の試算が出て以降、少子化のことは取りだたされる。「少子化対策は何をやってもうまくいかない」という話はよくあるが、子育てしていると「いや、対策できることはもっと色々あると思いますけど、たとえば子育て世代は**という苦労していて…」と言いたいことは本当に多い。

その一方で、根本的な少子化対策は本当に難しい。と同時に、もう待ったなしと思う。いつ、目覚めるのか。

色々言いたいことは頭に浮かんでも、言っている暇もなく厳しい毎日が過ぎる。子育て問題の根本は、子育て世代は「そう言っている暇もなく厳しい毎日が過ぎる」からではないかという気もしている。

そんな気もあって、今日は書いてみました……いや、でも、なんか、すみません。


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